2025-01-01から1年間の記事一覧
1.心の構造論 フロイトは1923年に『自我とエス』を発表し、心を「エス」「自我」「超自我」の3つの領域からなる構造として捉えました。 エス(Es):無意識の領域にあり、本能的で欲求充足的な「したい」という衝動の主体。 超自我(Über-Ich):両親や社会…
※本記事は、心理学を学ぶ上で欠かせない「統計学」の基礎として、平均と標準偏差(SD)の応用的な使い方を整理した学習記録です。専門用語をなるべく噛み砕き、初学者にも伝わるようにまとめています。 --- ① 変動係数(CV):単位の違いを越えて比べる 変動…
1.精神力動アプローチの前史 精神力動アプローチの源流は、18世紀末のヨーロッパにさかのぼります。 1775年、悪魔祓い師ガスナーと医師メスメルが対立し、メスメルが「動物磁気」と呼ばれる神秘的エネルギーによる治療を公開したことが、力動精神医学の始ま…
1.はじめに 精神力動アプローチとは、ジークムント・フロイトによって19世紀末に確立された精神分析と、その後の後継者たちによる修正・発展を含む理論と方法の総称です。 「力動」という言葉は、心の中で相反する気持ちが葛藤したり、それを抑え込む働きや…
※本記事は、心理学を学ぶ上で欠かせない「統計学」の基礎として、記述統計の中核である「ばらつき(散布度)」について整理した学習記録です。専門用語をなるべく噛み砕き、初学者にも伝わるようにまとめています。 --- 散布度は「データの安定感」を測るも…
1.不安障害(Anxiety Disorders) 成人の約9%が経験するといわれています。不安の対象によって性質や不適応行動の程度が異なるため、いくつかの診断分類があります。 社会恐怖(社交不安障害) 対人場面で強い恐怖を感じるために著しい苦痛が生じ、社会生…
1.何が異常で、何が正常か? 心理的問題を理解するうえで、「正常」と「異常」の線引きは簡単ではありません。 主な基準としては、以下の視点があります。 統計的基準:発生頻度が極めてまれかどうか 心理的苦痛:不安やうつなどの主観的な苦痛があるか 社…
1.パーソナリティを測る方法とは? 心理アセスメントにおいて、パーソナリティ(人格)の理解は極めて重要です。 クライエントの行動や思考のパターン、対人傾向、心のクセなどを把握することで、 より的確な支援や介入の方針を立てることができます。 パー…
1.心理アセスメントの最前線 心理アセスメントの最初のステップは、クライエントとの面接です。 この面接において最も重要なのは、以下の2つの姿勢です: ラポール(信頼関係)を築くこと 傾聴的な態度を保ち続けること 心理アセスメント面接では、次のよう…
※本記事は、心理学を学ぶ上で欠かせない「統計学」の基礎として、記述統計の中核である「代表値」と「ばらつき(散布度)」について、自分なりに整理した学習記録です。専門用語をなるべく噛み砕き、初学者にも伝わるようにまとめています。 --- 記述統計の…
※本記事は、心理学を学ぶ上で避けて通れない「統計学」の基礎として、記述統計の最初の要素「変量(データの種類)」について、自分なりに整理したものです。専門用語をなるべくかみ砕きながら、初学者にも伝わるようにまとめています。 --- 記述統計とは「…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 ● ナラティヴの評価と心理療法 前回紹介したよう…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 ● ストーリーとは何か 物語行為の心理学的研究に…
※本記事は、心理学を学ぶ上で避けて通れない「統計学」について、個人レッスンで学んだ内容を自分なりに整理したものです。初学者の方にも伝わるよう、できるだけ平易な言葉でまとめていきます。 --- 統計学には3つの柱がある 統計学と聞くと、「数学が苦手…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ● ナラティヴにおける善悪の判断 ナラティヴ…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ● ストーリーと自己感 ナラティヴの情緒的側…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、人間の感情や情動を理解し、意…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、人から人へと語られるものです…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、経験を表象する手段のひとつで…
本記事は、全13回にわたる連載 「福祉心理学入門」 のまとめページです。現代社会で求められる福祉心理学の視点を、親子支援・虐待・貧困・高齢者ケア・災害支援など幅広いテーマで整理しました。福祉や心理支援に関心のある方、支援者を志す方はぜひ各記事…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 前回の記事では、「ストーリー」と「ナラティ…
はじめに:学びのしくみをやさしく、深く このページは、通信制短大での学び直しをきっかけに記録してきた 「教育心理学」の入門シリーズ(全13回)をまとめたものです。 教育心理学とは、「人がどのように学び、成長し、変化していくのか」を科学的に探る学…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 前回の記事では、ジェローム・ブルーナーの提…
※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 心理学者ジェローム・ブルーナーは、人間が世…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 1人で支えるには限界がある 現代の福祉課題は複雑化・多様化しています。たとえば、認知症の高齢者がひとり暮らしで孤立し、経済的困窮や虐待の危険に…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 災害時に求められる「心の支援」 日本は地震・津波・台風・洪水などの自然災害が多発する国です。災害は人々の生活基盤を破壊するだけでなく、心にも…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 介護という営みの心理的構造 介護は、身体的・経済的・心理的な負担が集中しやすい行為です。多くの介護者は「家族だから」「自分がやらねば」といっ…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 認知症の定義と現状 認知症とは、「一度獲得された認知機能が持続的に低下し、日常生活に支障をきたす状態」を指します。高齢化の進行とともに患者数…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 少子高齢化と長寿社会 現代日本は「人生100年時代」とも言われ、世界でも類を見ないスピードで高齢化が進行しています。65歳以上の高齢者は全人口の約…
※本記事は、ミネルヴァ書房『福祉心理学』(渡部純夫・本郷一夫 著)をもとに学習・要約したものです。 ■ 障害を“個人の問題”にしない視点 かつて「障害」は個人の欠損や異常と捉えられ、「治す」対象とされてきました。しかし現代の福祉心理学では、**障害…