2026-01-01から1年間の記事一覧
治療目標 実存療法において焦点が当てられるのは、人が自分自身を作り出す力である。 その人が現在の状況に十分に、そして主体的に関与できているかどうかが重視される。 クライエントが自分の人生の主体として、自身の恐怖・希望・不安といった感情を十分に…
治療目標 ゲシュタルト療法の治療目標は、クライエントが自分自身の欲求や感情に気づき(awareness)、それを満たすためにどのような行動が適切であるのかを理解し、自ら行動できるようになることである。 面接プロセス ゲシュタルト療法では「なぜ(why)」…
クライエント中心療法(ロジャース派)の治療目標は、うつ病や不安障害といった症状の直接的な改善や問題行動の修正ではない。目指されるのは、クライエントが本来もつ「人間的機能」を回復し、自己としてより自由に生きられる状態へと向かうことである。 そ…
選挙や社会的な意思決定の場面では、しばしば「二分法」が用いられる。 二分法とは、複雑な問題をあえて二つの選択肢に単純化し、「どちらかを選ばせる」思考の枠組みである。心理学では、これは認知的負荷を下げ、判断を容易にする一方で、重要な副作用を伴…
① 私たちは「全部」を見ていない 私たちは目や耳から、毎秒とんでもない量の刺激を受け取っています。 でも実際には、そのすべてを処理しているわけではありません。 自分にとって意味のあるものだけを選んで知覚しているこれが、知覚の大前提です。 選択的…
① ストレスは「出来事」ではなく「反応」 心理学では、ストレス=つらい出来事そのものではありません。 1936年、**ハンス・セリエ**はストレスを引き起こす要因を ストレッサー(Stressor) と名づけました。 しかし重要なのはここ 同じ出来事でも、ストレ…