心理学勉強記録

このブログは、心理学を学んでいる私が、日々のテキストを自分なりに解釈しながらアウトプットしていく記録です。 主に自分自身の復習用として作成していますが、心理学に興味のある方、これから学び始める方にとっても、何かしら参考になる部分があれば幸いです。

ナラティヴと物語療法

『物語としての心理療法』要約19 ― 第2章:認識としてのナラティヴ──ストーリーの評価とナラティヴの限界

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 ● ナラティヴの評価と心理療法 前回紹介したよう…

『物語としての心理療法』要約18 ― 第2章:認識としてのナラティヴ──ストーリーの構造と心理療法

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 ● ストーリーとは何か 物語行為の心理学的研究に…

『物語としての心理療法』要約⑰ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──ナラティヴにおける善悪と行為のガイド

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ● ナラティヴにおける善悪の判断 ナラティヴ…

『物語としての心理療法』要約⑯ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──ストーリーと自己感

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ● ストーリーと自己感 ナラティヴの情緒的側…

『物語としての心理療法』要約⑮ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──感情と物語の関係性

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、人間の感情や情動を理解し、意…

『物語としての心理療法』要約⑭ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──ナラティヴの社会的構成

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、人から人へと語られるものです…

『物語としての心理療法』要約⑬ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──問題解決としてのストーリーの構成

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- ストーリーは、経験を表象する手段のひとつで…

『物語としての心理療法』要約⑫ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──時間性と「物語化」の意味

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 前回の記事では、「ストーリー」と「ナラティ…

『物語としての心理療法』要約⑪ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──「ストーリー」と「ナラティヴ」の違いをめぐって

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 前回の記事では、ジェローム・ブルーナーの提…

『物語としての心理療法』要約⑩ ― 第2章:認識としてのナラティヴ──“語り”が世界をつくる

※本記事は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(誠信書房)第2章の要約および私見を交えた学習記録です。ナラティヴ・アプローチに関心を持つ初学者にも親しみやすい語り口で整理しています。 --- 心理学者ジェローム・ブルーナーは、人間が世…

『物語としての心理療法』要約⑨ ― 第1章を読み終えての私見:伝統・近代・ポストモダンの交差点

■ 私見:第1章を読み終えての感想 心理療法が「心理療法」という名のもとに、科学的な治療として誕生したのは19世紀末期のことです。 その後、20世紀に入ってから本格的に発展してきたというのが一般的な理解です。 しかし、人が悩みやトラウマを抱えて生き…

『物語としての心理療法』要約⑧ ― ナラティヴと心理療法の文化的基盤

導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』第1章の結びとして書かれた「ナラティヴ、そして心理療法の文化的基盤」に関する一節を要約・考察してみます。 この節では、心理療法という営みが私たちの文化とどのように関係しているのか、そ…

『物語としての心理療法』要約⑦ ― 物語ることの変容と心理療法

『物語としての心理療法』要約⑦ ― 物語ることの変容と心理療法 導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』第1章第7節「物語ることの変容」の要約です。 この節では、人類の歴史において「物語」がどのように変化してきたかを、三つの時代…

『物語としての心理療法』要約⑥ ― ポストモダンの視点と心理療法の変容

導入 今回は、『物語としての心理療法』第1章第6節「ポストモダンの観点からみた心理療法」の要約です。 現代社会がポストモダンの時代へと移行する中で、心理療法もまた、その潮流に大きな影響を受けています。 大きな物語(グランド・ナラティヴ)の崩壊、…

『物語としての心理療法』要約⑤ ― 心理療法は文化形態である:現代社会との相互作用とその矛盾

導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』第1章第5節「心理療法と文化との相互作用」の要約です。 本節では、現代において心理療法がどのように社会や文化の一部となり、またその文脈の中でどのような緊張や矛盾を抱えているのかが語ら…

【物語としての心理療法④】心理療法は“科学”なのか?

はじめに:応用科学としての臨床心理学のかたち 本記事では「物語としての心理療法」シリーズの第4回として、心理療法が自然科学の枠組みにどう取り込まれ、そしてどのような文化的意味を持っているのかを整理してみました。 --- 自然科学に寄せられた心理療…

『物語としての心理療法』要約③ ― 心理療法の誕生と“近代的自己”の構築

導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(原題:Narrative and Psychotherapy)の第1章3節「現代文化における心理療法」を要約してみました。 本節では、心理療法が宗教的な救済の機能を引き継ぎ、科学・医学的な枠組みに組み込まれて…

『物語としての心理療法』(ジョン・マクレオッド)要約② ― 伝統文化に見る癒しの原型と心理療法の源流

導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(原題:Narrative and Psychotherapy)の第1章2節「伝統文化における心理療法」を要約してみました。 現代の心理療法にも通じる“癒しの本質”は、実は太古の宗教儀式や文化的営みにルーツを持っ…

『物語としての心理療法』(ジョン・マクレオッド)要約① ― 個人という概念の変遷と心理療法の成り立ち

導入 今回は、ジョン・マクレオッド著『物語としての心理療法』(原題:Narrative and Psychotherapy)の第1章冒頭「人びとの変容 ― 個人という概念に関する文化小史」を要約してみました。 心理療法はいつの時代も「人間とは何か」という問いと向き合ってき…