心理学勉強記録

このブログは、心理学を学んでいる私が、日々のテキストを自分なりに解釈しながらアウトプットしていく記録です。 主に自分自身の復習用として作成していますが、心理学に興味のある方、これから学び始める方にとっても、何かしら参考になる部分があれば幸いです。

臨床心理学入門⑨】パーソナリティ検査とは何か?──質問紙と投影法の活用を学ぶ

1.パーソナリティを測る方法とは?

 

心理アセスメントにおいて、パーソナリティ(人格)の理解は極めて重要です。

クライエントの行動や思考のパターン、対人傾向、心のクセなどを把握することで、

より的確な支援や介入の方針を立てることができます。

 

パーソナリティ検査は、大きく分けて以下の2種類に分類されます:

 

質問紙法検査(選択肢式の質問に答えてもらう形式)

 

投影法検査(模様やイラストなどから自由に答えてもらう形式)

 

 

両者はそれぞれに特徴と役割があり、相互補完的に活用されることが多いです。

 

 

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2.質問紙法による代表的な検査

 

◆ MMPI(ミネソタ多面人格目録)

 

最も有名で臨床現場でも広く使われているのがMMPIです。

開発者はアメリカのハサウェイとマッキンレーで、現在では約550問から構成される大規模な検査となっています。

 

MMPIの特徴は、以下のように整理できます:

 

心理的障害に関連する10の臨床尺度を測定

 

虚偽申告や防衛反応などを測る妥当性尺度を含む

 

神経症傾向・身体化・統合失調症傾向などの評価に強み

 

 

MMPIは、診断的価値が高く、医療現場でも重宝されています。

 

 

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◆ NEO-PI-R(ビッグファイブ理論に基づく)

 

もう一つの代表的検査が、NEO-PI-Rです。

コスタらが開発した「ビッグファイブ理論」に基づき、以下の5つの因子を測定します:

 

神経症傾向(Neuroticism)

 

外向性(Extraversion)

 

開放性(Openness)

 

協調性(Agreeableness)

 

誠実性(Conscientiousness)

 

 

NEO-PI-Rは心理障害の有無よりも、その人の基本的な性格傾向を把握するのに適しており、

遺伝的・神経学的要因との関連性を調べる研究にも多く用いられています。

 

 

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3.投影法による代表的な検査

 

ロールシャッハ・テスト

 

スイスのロールシャッハによって開発された、有名な投影法検査です。

被験者に10枚のインク模様を提示し、「何に見えるか」を自由に答えてもらいます。

 

左右対称のインク模様を使用

 

回答の「内容・時間・見えた箇所・決定因」などを記録

 

エクスナー法という標準的な分析手法が広く使われている

 

 

自由度の高い回答から、無意識的な心の動きや対人傾向を探ることができます。

 

 

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◆ TAT(絵画統覚検査)

 

アメリカのマレーとモーガンによって開発された検査です。

31枚の絵や写真(人物が描かれていることが多い)を見せて、「どんな物語が展開されるか」を語ってもらいます。

 

動機づけや対人関係の傾向を探るのに適している

 

面接の補助的手段としても有効

 

 

 

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◆ 描画法・文章完成法(SCT)など

 

子どもへのアセスメントでは描画法が広く使われます。

 

バウムテスト(木の絵)

 

HTPテスト(家・木・人)

 

家族描画法

 

風景構成法中井久夫による)

 

 

また、**SCT(Sentence Completion Test)**では、不完全な文章を提示し、それを被験者が補完する形式で、思考パターンや価値観の投影を促します。

 

 

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🔚まとめ:性格理解はアセスメントの核心

 

パーソナリティ検査は、単なる性格診断ではなく、

心のクセ・対人傾向・問題の背景にある力動を読み解く手がかりです。

 

質問紙法は定量的で客観性が高く

 

投影法は主観的で豊かな情報を引き出せる

 

 

臨床心理士は、これらをクライエントの文脈と照らし合わせながら、

多角的に「その人らしさ」を理解する視点を持つことが求められます。

 

 

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