心理学勉強記録

このブログは、心理学を学んでいる私が、日々のテキストを自分なりに解釈しながらアウトプットしていく記録です。 主に自分自身の復習用として作成していますが、心理学に興味のある方、これから学び始める方にとっても、何かしら参考になる部分があれば幸いです。

【心理統計入門⑦】質的データの相関 ――順位相関と連関係数をわかりやすく整理する

質的データにおける相関

 

質的データ(数値ではなく、順位やカテゴリーなどで表されるデータ)にも、

「どの程度関係があるのか」を調べる方法があります。

 

代表的なのが 順序相関 と 名義相関(=連関係数) の2つです。

 

 

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💬 ① 順序相関(スピアマンの順位相関係数

 

> 数値そのものではなく、順位(順序) に注目して相関を求める方法です。

もとのデータを「大きい順」または「小さい順」に並べ、

それぞれに順位(rank)をつけ、その順位同士で相関を計算します。

この方法は「スピアマンの順位相関係数」と呼ばれます。

 

 

 

(例)

 

X    Y  rankX  rankY

20  160  1    3

21  172  2    4

25  176     3    5

34  152  4    1 

48  155  5        2

 

> 各変数の「順位」の対応関係から相関を求めます。

順位の並びが似ていれば正の相関、反対なら負の相関となります。

 

 

 

 

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💬 ② 連関係数(名義相関)

 

> 一方、データが「はい・いいえ」「男・女」などの

**カテゴリー(名義尺度)**の場合は、

値の大小ではなく、グループ間の関係性を調べることになります。

このときに使うのが「連関係数」です。

 

 

 

> カテゴリーを一時的に数値に置き換えて相関を求めます。

たとえば次のように単純な2カテゴリーのデータを設定します。

 

 

 

はい → +1  

いいえ → 0

 

> このように数値化して相関を求めることで、

カテゴリー間の関係(=名義相関)を把握します。

「はい」が多い組み合わせほど正の連関があり、

「はい」と「いいえ」が混ざるほど関係は弱まります。

 

 

 

 

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🔍 まとめ

 

> スピアマンの順位相関:順位データ(順序尺度)向き

 

連関係数(名義相関):カテゴリー(名義尺度)向き

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